「よん」と「し」
「なな」と「しち」
の使い分けのルールは、何ですか?

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原則として、漢語や漢文脈では「し」、「しち」。
和語文脈では「よん」、「なな」です。

「七人」は漢語なので、「七人の侍」は「しちにん」の侍。
「ななにん」の侍とは言いません。
赤穂浪士の「四十七士」も「しじゅうしちし」です。
「よんじゅうななし」とは言いません。

和語文脈の場合に、「よん」、「なな」が使われますが、
電話や伝言などでの聞き間違いを防ぐために
漢語でもわざと「よん」「なな」を使うこともあります。

上記はあくまでも原則であり、慣習によってかなり
変わります。例えばビルの「四階」「七階」は、漢語なので
「しかい」「しちかい」と読むのが本来ですが、
口語として「よんかい」「ななかい」と読む慣習が
定着しています。
逆に「四海波静か」は「しかいなみしずか」であり、
「よんかい」とは言いません。

2-е объяснение